TOP > 宗念[大石宗の理念]> 2012年衆院選 出馬時代の決意

大石宗に6の質問
2012.11

Q1.これまで二期にわたり、高知県の県会議員を務められました?

これまで、私は高知県の県議会議員として、議会での政治活動を行い、また愛するこの郷土の現状を つぶさに見つめて参りました。 高知県は素晴らしい県議会を有しており、そこでは党住を超えた他の議員の皆さんとともに、ひたすら「高知のため」「公のため」という共通意識を持って協力し、決断していくことが自然に出来ました。一方、議会の外では、 様々な「現場」で生きる皆様と出会い、高知の未来を思いながら語り合い、そして共に協力し合いながら、様々な課題を乗り越えていく。

そうやって議員活動に没頭する中で、これ以上ない喜びと誇りを感じ、胸のうちに押し寄せてくる熱い「郷土愛」がさらに自分に活力を与えてくれる。そんな日々を過ごさせていただいておりました。しかし地方議会での活動を続けるにつれ、自分が思い描いていた高知の未来像が、いつも何か眼に見えない「壁」のようなものに阻まれていることをも次第に 感じ始めました。

そして、日増しに大きくなる閉塞感ともいうべきその感覚の根源が、我が国日本の直面する深刻な諸問題であることに気付いたのです。それはつまり、「前例」と「妥協」「国益よりも目先の個利個略」「やられたらやりかえす、怨念の政治」から抜け出せず「現実なき理想」や「覚悟無き理想」だけを口先で唱え、「決断」をずるずると先延ばしするだけの政治の姿でした。

Q2.平成19年(2007年)から二期務めた高知県議会議員を辞し、民主党の公認候補となったお気持ちは?

11月14日の国会党首討論では、「決められない政治」の象徴であった「議員定数の削減」について、まさにこれまでも黙々と「決断」することを続けて来た野田総理の捨て身の迫力で、一定の道筋をつける事が出来ました。

もちろんこの事は、国や地域の抱えた多くの課題からすれば、小さな一歩かもしれません。しかし、「政治による決断」というこれから先の日本の政治のあり方に一石を投じる大きな分岐点であったと私は確信しています。私は、そのような政治の転換期、大きな分岐点において、「これからも郷土に根を下ろし、腰を据えて政治の諸課題に向き合う必要がある一方、高知だけを見ていても、決して高知の力を取り戻すことは出来ない」、「充実し、満足していた自らの立場をただ守るよりも、今こそ壁にぶつかっていかねばならない。どんなに猛烈な逆風が吹いたとしても、一身を賭して国家の問題に取り組もう。さもなければ、政治を志す意味すらないではないか」という強烈な思いに駆られる一方、不思議なくらい、明日への活力が湧いて参りました。今、立ち上がらないで、いつ立ち上がるのか、と思ったのです。

郷土を思う気持ちは国を思うことと同義であり、その逆もまた然りです。だらしなく長引く政治の混乱によって、右に左に揺れ続けるだけの国家の有様を眼前にして、もう黙ってはいられません。

Q3.大石さんの根本にあるものは?

「美しい理想」は、これまで多くの人によって語られて来ました。しかし、そのほとんどが口先だけのものでした。


理想を現実化することが、実際にどれだけ苦痛を強要するものか、私も県議会における試行錯誤の中で、多少なりとも知ったつもりです。その経験から、政治家が、無責任に口先だけで「覚悟なき理想」を語ることなどあってはならない、と痛感いたしました。日々、様々な課題に直面しながらも、それぞれの暮らしを営んでいる皆様からすれば、そんな口先の理想なんかに付き合ってはいられない、と。これが正直なお気持ちではないでしょうか。


しかし一方で、 本物の理想というものが「美しい」最大の理由は、艱難辛苦を超えた先にしかそれが存在し得ないからであり、また、それに辿り着いた暁 には、私たちの周囲を暗く覆っていた「壁」が突き崩されるからでもあります。


この国は今、内憂外患に晒されています。そんな姿を黙って見ているわけにはいきません。 私たちは、今を生きる自分たちの為のみならず、将来の日本を背負っていく我が子らのためにも、理想を忘れずに生きなければなりません。 日本がなくなれば、高知もなくなってしまうのです。そのためにも、これまで先人たちが守り続けた美しい郷土を失うわけには絶対にいかないのです。

Q4.民主党は今、国民の皆さんから厳しい評価をいただいています。

確かに民主党は、政権を担ってからこれまでに、不毛な仲間割れや普天間問題の対応など反省すべき失敗をいくつか犯してまいりました 。しかし他方、半世紀も続いた55 年体制の負の遺産を駆逐し、未来への責任を果たすため、政権政党として多くの「決断」を下して来たこともまた事実です。

例えば、一昔前なら顧みられることさえなかった「高校の無償化」「子ども手当」などは、将来の日本を支える人材の育成という長期的国家戦略の一環であります。

一方、「社会保障と税の一体改革」を巡っては多くの仲間を失う程苦しい議論を致しました。しかし、子ども手当の約10 倍の予算(約20 兆円)を毎年借金の返済のためだけに支払い続けている我が国の財政状況の現実の中、国民皆保険制度や年金などの「世界に誇る社会保障制度」を今後も守り、なおかつ逆ピラミッド型に変わった人口構成に対応可能な全世代型の制度へと発展させていかねばならない事を考えた時、他にどんな特効薬があったというのでしょうか。この問題は、どの政党が政権にいようとも、決して避けては通れない課題でもあったのです。

Q5.これからの政治が持つべき「使命」とは。

この国を取り巻く様々な「壁」はまだまだ多く存在しています。長期の円高・デフレが猛威を振るい、これまで日本を根幹で支えてきた産業の背骨は揺るぎ、東日本大震災の復興も道半ば、国の根幹となるエネルギーの問題の先行きも不透明なままです。

外交安全保障の問題に目を向ければ、国力の低下や世界の多極化によって諸外国との新たな関係を構築すべき時期にさしかかっている一方、ご近所さんである東アジア諸国との関係も不安定な状況が続いています。また、これまで世界の誰もが経験した事のない、「人口減少社会」に突入しつつあり、それによる内需の停滞も地方を苦しめつつあります。

一方、高知県においては、経済の根幹である中小企業に対する環境は厳しさを増しており、例えば、金融円滑化法の終了や消費税引き上げ、県外資本の流入による流通・小売・外食業界での競争激化のみならず、後継者不足などの深刻な問題を抱えています。 また住民の生活面においても、 過疎化の進む中山間地域の問題、路線減少が進む公共交通のほか、広い県土を網羅する地域医療体制の維持、「命の道」整備などの「真に必要なインフラ」の整備、そして南海トラフ巨大地震対策などの問題が山積しています。

そのような状況の中、残念ながら先人たちが血の滲む思いで作り上げた「日本の繁栄」「地方の元気」は薄れつつあります。 しかし、日本の国と地方には、自分達自身認識出来ていない、もしくは気付いていても磨き上げられていない潜在力、底力がまだまだ沢山あります。そしてもう既に、そんな頼もしい潜在力に花を咲かせようとする取り組みが、全国各地で、そして高知県内の隅々で始まっているのです。政治は本来、そんな意欲に溢れた活動を強力に後押しするものでなければなりません。その思いは、政治の道を志した最初の頃から持ち続けています。

私は、山積した国家と地方の課題に自らの体でぶつかり、かつ将来のために道を切り開くお手伝いをする「使命」があると信じています。

今、私の中には、政治を不毛な駆け引きから脱却させ、「身を切る政治」「決断する政治」を断行する、そして一身を賭してこの国を取り巻く様々な「壁」に「真っ向勝負」で挑む、という強烈な決意しかありません。

成長産業への積極的投資や人間への手厚い支援を通じて、まずは一日も早く地方と国家の経済を強力に立て直し、子供たちに夢と希望の溢れる未来を与えるとともに、「自主自立への気概」を掻き立て、また、国民一人ひとりが末永く安心して働きながら、
「日本には夢と力がある。今ならそれが信じられる」
と感じ、高知と日本の底力が惜しみなく発揮されるその日まで、私は絶対に諦めるつもりはありません。