Essays & Commentary

TOP Essays & Commentary 譲れないもの。安全保障は現実主義でなければならない

記事を
シェアする

記事を
シェアする

Twitter facebook instagram
2025 07.17
譲れないもの。安全保障は現実主義でなければならない

安全保障は現実主義でなければならない

現実的な安全保障政策を選ぶという決断は、時に仲間と距離を取る苦しみを伴います。けれども、日本を守るためには譲れない一線がありました。

 

今回の参院選では、長年のお付き合いのある細野豪志衆議院議員が静岡から来高され、心温まる、そして力強い応援演説を頂きました。

 

細野議員も、先日来徳頂いた長島昭久衆議院議員も、安田に来てくれた宮島大典佐世保市長も、学生時代からの恩人、北神圭朗衆議院議員も民主党時代の同志です。仲間と離れる辛い判断をしてでも、現実的な安全保障政策を進めなければ日本を守れないとの思いで野党共闘から離れて孤独な道を選択した、数少ない仲間たちです。私が一番辛いこの時期に、四名の苦難を共にし、そして今も政治の最前線で奮闘する先輩がおいで下さったことに、改めて感謝の思いでいっぱいです。

 

戦後80年で最悪の国際情勢。私は、長年海外における240万人にも登る戦没者の慰霊や遺骨収容に携わって参りました。政治と言うのは、あらゆる努力を重ねて戦争を抑止しなければならない、その非常に強い思いがあります。そういった中、地方議会に戻った後も、自分で出来ることを積み重ねてきました。台湾、韓国、ミクロネシア連邦、パプアニューギニア、ブラジル連邦など高知と縁ある地域の草の根交流。これは、文化や経済が主体になりますが、そういった交流こそ実は安全保障の礎です。そしてウクライナやパレスチナの避難民の受け入れも行い、生の国際情勢に触れて来ました。

 

私は知っています。ウクライナでも、有事は突然始まったことを。高知とも大変縁深い台湾、まさに有事のリスクが高まっている、そしてそれは対岸の火事では無いことを。そしてミクロネシア連邦の位置する南太平洋。米中対立の最前線では、台湾と国交断絶し、新たに中国との国交を結び直す国々が増えていることを。まさに、野党共闘をどうしても出来なかった最大の理由、安全保障は現実主義でいかなければ日本を守れない、その危機感は大きく、強くなっています。

 

世界の平和と安定のために寄与する日本、そして大国の覇権主義に負けず、草の根の国際協調をリードする日本。そのためには、現実的な安全保障政策と、長く地道な外交努力が必要不可欠です。それには、責任感と経験が最も重要です。これは、自由民主党、そして公明党が積み重ねてきたものでもあります。国家国民のため、その思いであらゆる努力をして平和を維持し続けるために、これからも志を貫き、行動を続けて参ります。

 

これからも、信念をもって歩みを進めていきます。

copyright © 2010.2025 大石宗.All Right Reserved.